●幸福とは何か<3>
平成二十三年十二月七日
 幸福について、考え続けていると、結局幸福の青い鳥の話のように「幸福とは、心の外にあるものではく、心の内側にあることに気がつく」つまり、金があっても、権力があってもそれは縁の一つに過ぎない。幸福のソース、喜びの源は心の内側、真我、九識にあるのであろう。
 ここでまた自分を取り巻く聡ての縁というもの、すなわち、自分を含め一切の環境、大宇宙の聡てが神仏の慈愛によるたまもの恩寵であることも理解すべきである。そこには感謝しかない。無限の本佛の慈愛に無限の感謝あるのみ。これこそ一つの悟り、正見である。
 このとき自分の内なる感謝の心を見つめ、見つめ続けていこう。その奥には神仏の無限の慈愛の光があることをあなたは喜びとともに発見するだろう。そして豊かさを感じよう。心の内側にある豊かさの源とつながろう。物質にかこまれていても 欠乏感にあるのは豊かではない。そこには圧倒的な喜びの波動がある。この喜びを感謝報恩愛の行いに変えて人々に施そう。
 愛を与えられた人々はまたそれを感謝で返してくれるであろうここに感謝、愛、喜びの宇宙的な循環がある。これこそが幸福の循環であり発展である。
 ここで大切なのは感謝の源とつながる。喜びの源、愛の源とつながることである。その愛でまず自分を愛し続けようそして世界のすべてに愛を施そう。
 それが一念三千、南無妙法蓮華経の道である。お題目を唱えて心の内にある幸せを世界に施そう。

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